都会の真ん中にある日本を代表する庭園
武家屋敷のあった土地に明治時代に「新宿植物御苑」という公園となってから東京の人々に親しまれている国民庭園、新宿御苑。東京ドーム12個ぶんの広さの園内には日本庭園、イギリス風景式庭園、フランス式整形庭園、池、花畑、温室などさまざまな施設を楽しむことができます。
春は桜
園内には65種1300本の桜が随所に植えられており、シーズンにはたくさんの見物客で賑わいます。広々した庭園で、飲酒が原則禁止なので若者が少なく、子供連れのお花見客やお年寄りが多いのでゆっくりと花見と撮影ができます。花見客のほのぼのとした雰囲気を写しこむといいでしょう。

桜の種類がたくさんあり、それぞれの色や特色を強調できます。日本桜名所100選にも選ばれています。16:30閉園なので、夜桜やライトアップがないのが残念なところです。桜と、桜以外の木々をともにアングルに収めることができる貴重な場所でもあります。

秋は紅葉
他の観客が映らないように池に向かったアングルがオススメ

紅葉の季節の新宿御苑は、どこを歩いてもこのような美しい紅葉が見られますが、人も多く、人を入れ込みたくない場合の撮影は場所が限られてきます。
広角で撮影する場合、人がいなくなるのを待っているといつまで経っても撮れないので、人が立てない池側を向いて撮影することをオススメします。
絞りF10以上、ISO感度高めで紅葉の赤色をしっかり出そう
紅葉の赤をしっかりだしたければ、やや絞り目(F10以上)でISO感度も遠慮無く上げていきましょう。上の写真のような逆光撮影の場合は、木の幹だけシルエットにし、露出補正を+に振っておけば紅葉の赤は割りとしっかり出てくれます。ホワイトバランス等はお好みですが、晴天や日陰モードがいいと思います。
春夏秋冬、移り変わる季節の植物がいつでも見頃
桜、紅葉の他にも5月にはバラ、6月にはアジサイ、10月にはキンモクセイなど「植物御苑」でもあるここではいつでも見頃の花や植物があります。
見頃はいずれも混雑しがち・・・ポイントを抑えて撮影に挑もう
少しでも混雑を避けるためには開園直後や閉園間近がおすすめです。特に新宿御苑は16:00で入園がストップ、そこからの30分は見物客が減っていくのみ。桜の季節ならまだ明るいですし、紅葉の季節は夕暮れ時により赤く染まる庭園が狙いどころですね。
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所在地
新宿区内藤町11
最寄駅
地下鉄「新宿御苑」から徒歩すぐ、もしくはJR各線「新宿」から徒歩10分(桜シーズンの閉園間近などは30分近くかかることも)
営業時間
午前9:00〜午後16:00(閉園は16:30)
入場料
入園料:大人200円、小中学生50円、幼児無料
公式サイト
その他
休園:月曜日(祝日の場合は開園し、翌日休園)、年末年始12/29〜1/3 特別開園期間(期間中は曜日に関わらず無休で開園):3/25〜4/24、11/1〜11/15