古都鎌倉は東京から1時間半程度で日帰りできる、お手軽なショートトリップ先といえます。その中から鎌倉五山の一位、建長寺を紹介します。
鎌倉五山1位の風格、大きな境内
鎌倉五山とは、鎌倉幕府の頃に禅宗のうち臨済宗の寺院を格付けし、住職を順次上位の寺に昇進させて幕府がコントロールしやすくした、というもの。つまりその1位である建長寺は鎌倉の数ある臨済宗の寺院の中で最も権力があるといえます。その大きな境内は国の史跡に指定されています。
三門(山門)は1775年建立と古く、重要文化財に指定されています。銅板葺きの二重門のため大きく、圧倒されます。
新しさと伝統を兼ね備えた得月楼
得月楼は寺院には珍しく近年新築されたものです。鉄骨造という現代的な機能性を重視しながらも細部には意匠にこだわった木製の建具をしつらえて伝統的な表情を合わせ持っています。創建当初よりある庭園との調和も見事なもの。
多くの参拝客と観光客が集まる鎌倉有数の観光地ですが、内部が広いため窮屈に感じることはありません。それどころか広々とした静かな空間が心を落ち着けてくれます。
最奧の階段を上るといくつもの烏天狗の像があり、頂上からは海が見渡せます。少し疲れますが、ぜひそこまで行ってみてください。
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